学校に行った記憶

毎日朝礼の後、爆弾を防ぐ練習をしていました。両手の親指を耳の穴につっこんで、残りの4本の指で目をふさいで、地べたに伏せる。なぜかというと、爆弾が落ちてきて地上で爆発するとき、破片が斜めに飛び散るという。それが目に刺さらないように4本の指でふさぐ。それから、衝撃音で鼓膜が破れないように親指で耳をふさぐ。そんな訓練をいつも朝礼の後、運動場でやっていました。これが僕らの学校の授業みたいなものでした。僕は国民学校1年生のとき原爆をくらった(「はだしのゲン」では、ゲンは2年生)ので結局、.戦争中の学校の記憶はわずか4月から8月までの5ヶ月間だけです。

その間に覚えたのが、国語の時間と.算数の数の数え方とかで、あとは全部爆弾攻撃から
身を防ぐ訓練ばっかりをしていたという学校生活でした。