アサリ・川エビ採り

春、広島の河口にいくと潮がさーっと引いた所に人体の白骨が無数にありました。
その人骨の下を掘ると、アサリがものすごくでてきた。他のところは一生懸命探してもアサリはいないのに、人骨の下は出てくる。そのコツを覚えて、「あっあそこに人骨がいっぱいある、そこへ行けっ」といって堀りました。また、夏には、相生橋の上からぽ一んと川に飛び込んで潜るとずーっと人骨の川になっていた。僕らは潮が引くとすぐに、家から小さな網を持って来て、人骨をもち上げてその下にいる5〜6cmのえびをとりました。糸を通した針を、とったえびに突き刺して、夜遅くまでかかって30cmくらいためて、家で焼いて食べた。

後でなぜかなと考えて、ゾっとしたのだけれど、そのアサリやエビは人間の死体を食って成長している。だから共食いの生活だった。僕らはまず、それらをとってきて食べていました。とれるかとれないかで自分の命が左右されるような状態でしたね。